モクモクしちょるだけの元ネタは?スモーカー弱い説とコラ画像の意味を徹底解説【2026年】
「モクモクしちょるだけ」という言葉を見て、『ONE PIECE』のスモーカーを思い浮かべた人も多いのではないだろうか。これは、海軍の実力者として登場したスモーカーを「煙を出しているだけ」と揶揄するネットミームだ。エースと赤犬の「敗北者」シーンを改変したコラ画像と結びつき、スモーカーの戦績やモクモクの実の能力を語る際にも使われている。
元ネタとなったのは、コミックス58巻に収録された原作第573話「この時代の名を〝白ひげ〟と呼ぶ」。ただし、「モクモクしちょるだけ」は原作に登場する正式なセリフではない。2018年末から2019年初頭にかけて確認できるネット上の投稿や解説記事をたどると、エースの名場面とスモーカーの不遇な戦績が組み合わさり、独特のミームへと発展した経緯が見えてくる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 元ネタ:原作第573話のエースと赤犬の「敗北者」シーンを改変した非公式のコラ画像。
- 意味:スモーカーがモクモクの実で煙を出すだけで、戦闘では十分な成果を上げられないという皮肉。
- 弱いと言われる理由:新世界編での敗北が目立つ一方、能力の相性や戦闘時の状況が評価から抜け落ちやすい。
【意味を解説】「モクモクしちょるだけ」はスモーカーを揶揄するネットミーム
「モクモクしちょるだけ」は、直訳に近い意味では「煙がもくもくと出ているだけ」という表現だ。『ONE PIECE』の登場人物スモーカーが煙を操る悪魔の実「モクモクの実」の能力者であることに由来する。
ネット上では、単に煙を出しているだけで敵を倒せない、強そうな能力を持っているのに戦闘で活躍できない、といった皮肉を込めて使われる。さらに「モクモクしちょるだけの敗北者」「モクモクしちょるだけの雑魚」など、敗北や実力不足を強調する派生表現も生まれた。
ここで重要なのは、この言葉がスモーカーの能力そのものを説明する客観的な評価ではなく、戦績に対するファンの揶揄から生まれた表現だという点だ。煙を操ること自体は作中で実際に使われている能力だが、「それしかできない」という部分はミーム特有の誇張である。
また、「しちょる」という言い回しは、赤犬の「敗北者じゃけェ」というセリフを連想させる。原作の印象的な口調を借りることで、単なる能力いじりが、スモーカーに向けた赤犬の辛辣な評価であるかのように見える。この原作と二次創作の境界が、ミームのおもしろさを生み出している。
【元ネタの真相】原作第573話の「敗北者」シーンとコラ画像の関係
元ネタを理解するには、まず原作の場面を押さえておきたい。
『ONE PIECE』原作第573話「この時代の名を〝白ひげ〟と呼ぶ」は、マリンフォード頂上戦争の重要な局面を描いたエピソードだ。エースの救出に成功した白ひげ海賊団が撤退しようとするなか、海軍大将・赤犬ことサカズキは白ひげを「敗北者」と侮辱する。
白ひげを父親のように慕うエースは、その言葉を聞き流すことができず、赤犬に立ち向かう。その後、エースはルフィを守るために致命傷を負う。この一連の展開は、エースの誇りや白ひげへの思いを描く、物語上でも重大な場面である。
ところが、この場面がネット上では別の文脈で使われるようになった。コラ画像では、エースの位置にスモーカーを当てはめ、白ひげに向けられた侮辱をスモーカー自身への評価に置き換える。そこで「モクモクしちょるだけ」というフレーズが、スモーカーの戦闘能力を皮肉る言葉として機能する。
つまり、原作の感動的な場面と、スモーカーの不遇な戦績を組み合わせた落差が笑いの中心だ。エースが白ひげを侮辱されたことに激怒する原作の文脈を知っているほど、コラ画像の不条理さが際立つ。
なお、「モクモクしちょるだけ」というセリフを赤犬が原作でスモーカーに言った事実はない。原作の赤犬のセリフと、ファンが作ったコラ画像の文言は明確に区別する必要がある。
原作の該当話はコミックス58巻の第573話で、アニメでは第482話「火をも焼き尽くす能力 赤犬非情の追撃」に対応する。なお、アニメの第573話は魚人島編のエピソードであり、漫画の第573話とは別の話数だ。元ネタを探す際に混同しやすいポイントである。
【広まった経緯】2018年末の投稿から定番ミームへ
「モクモクしちょるだけ」がいつ、誰によって最初に作られたのかについて、確定した発祥者や単一の初出投稿は明らかになっていない。一方、ネット上に残る記録からは、2018年末には関連する表現が使われ、2019年初頭にはミームとして紹介されていたことが分かる。
元ネタ解説サイト「タネタン」は、2019年1月26日に「モクモクしちょるだけの敗北者」を取り上げ、同年2月に記事を更新している。同記事では、エースの「敗北者」シーンを改変したコラ画像と、スモーカーの戦績に対する揶揄が結びついた経緯を説明している。
同記事には、2018年12月のSNS投稿記録も掲載されている。これらは、少なくとも当時すでに「モクモクしちょるだけ」という表現が、敗北者ネタや煙の画像と組み合わせて使われていたことを示す手がかりだ。ただし、記録が確認できる時期と、ミームが初めて作られた時期は同じとは限らない。
広まった背景には、すでに定着していた「敗北者」ミームと、スモーカーのキャラクター評価という二つの要素があった。エースと赤犬の場面は、セリフや表情が強烈で、別のキャラクターに置き換えても元ネタを認識しやすい。一方、スモーカーは初登場時の強敵という印象に対し、新世界編では敗北が目立っていた。
この二つを組み合わせると、画像を見るだけで「原作の名場面」「スモーカーへの皮肉」「能力と戦績のギャップ」が伝わる。長い説明がなくても成立することが、ネットミームとして拡散しやすかった理由の一つだ。
さらに、煙や湯気、雲などの写真に「モクモクしちょるだけ」と添える使い方も見られるようになった。キャラクターを知らない人でも意味を想像できるため、作品内のネタから日常の画像に添える表現へと用途が広がっていった。

【スモーカーの戦績】なぜ「弱い」と言われるのか?
スモーカーが弱いと言われる最大の理由は、物語序盤での圧倒的な存在感と、新世界編での戦績との落差にある。
公式サイト「ONE PIECE.com」のキャラクター紹介によると、スモーカーは海軍中将であり、G-5基地の01部隊長を務める人物だ。初登場時は自然系の悪魔の実の能力者として、当時のルフィにとって非常に手ごわい相手だった。海楼石を仕込んだ十手も使い、能力者を拘束する手段を持っている。
ところが、物語が新世界へ進むと、トラファルガー・ロー、ヴェルゴ、シーザー・クラウン、ドンキホーテ・ドフラミンゴといった強敵との戦いで苦戦が続いた。読者の印象に残る勝利よりも、敗北や劣勢の場面が目立ったことが、ネット上で「弱い」という評価につながっている。
戦績を整理する際には、単に勝敗だけを見るのではなく、当時の立場や戦闘の目的も確認したい。
| 時期・エピソード | 作中での描写 | 評価につながったポイント |
|---|---|---|
| ローグタウン編 | モクモクの実と海楼石の十手でルフィを追い詰める。 | 序盤では圧倒的な強敵として登場。 |
| アラバスタ編 | クロコダイルの計画に巻き込まれ、ルフィたちと一時的に協力する。 | 単純な敵役ではなく、独自の正義を持つ海兵として描かれる。 |
| マリンフォード頂上戦争編 | ルフィを追い詰める場面がある一方、戦場では強者たちとの実力差も見える。 | 初期の強敵という印象が残る反面、上位勢との比較が始まる。 |
| パンクハザード編 | ローやヴェルゴらとの戦闘で苦戦。ヴェルゴ戦ではローの心臓を取り戻すことも優先する。 | 敗北が続く印象に加え、戦闘中の不利な状況が見落とされやすい。 |
| 第1117話での再登場 | 長く出番が少なかったスモーカーが再び登場し、読者の関心を集める。 | 戦闘力だけでなく、今後の物語での役割にも期待が集まる。 |
とりわけパンクハザード編は、「スモーカーが弱い」という印象を強めたエピソードだ。戦った相手には強力な能力者や実力者が並び、スモーカーが明確な勝利を重ねる展開にはならなかった。
ただし、ヴェルゴとの戦いでは、ローが奪われた心臓を取り戻すためにスモーカー自身が不利を引き受けていた。エンタメ系ニュースサイト「ENCOUNT」も2026年3月の記事でこの点に触れ、連敗という結果だけでは戦闘の全容を捉えきれないことを指摘している。
戦績の悪さがミームの材料になったのは確かだが、敗北したという事実と、戦闘能力が低いという評価は同じではない。対戦相手の強さ、戦闘の目的、負傷の有無などを考慮することで、スモーカーの評価はより立体的になる。
【モクモクの実の能力】本当に「煙を出すだけ」なのか
モクモクの実は、自然系(ロギア)の悪魔の実であり、スモーカーは自身の体を煙に変化させ、煙を生み出して操ることができる。公式キャラクター紹介でも、スモーカーは煙人間として説明されている。
この能力の強みは、攻撃力だけではない。煙を広範囲に広げて相手を包み込んだり、煙の腕を伸ばして攻撃したり、対象を捕らえたりすることができる。敵の動きを封じる、複数の相手をまとめて拘束する、距離を詰めるといった用途にも向いている。
序盤のスモーカーがルフィにとって脅威だったのは、こうした能力に加え、海楼石の十手という能力者対策の武器を持っていたからだ。当時のルフィには、自然系の能力者に対抗する手段が限られており、スモーカーの煙は大きな優位性を生んでいた。
しかし、物語が進むにつれて、覇気を使う強敵が増えていく。自然系の能力者であっても、覇気による攻撃を受ける可能性があるため、体を煙に変えれば一方的に有利というわけではなくなった。
さらに、煙を広範囲に広げる戦い方は、相手にとって攻撃できる範囲を広げる結果にもなり得る。ヴェルゴとの戦いで指摘されたこの弱点は、モクモクの実の能力を戦闘に使ううえでの難しさを象徴している。
また、マグマ、氷、光など、攻撃の威力や特殊効果が分かりやすい自然系の能力者が登場したことも、スモーカーの能力が地味に見える理由の一つだ。煙は拘束や妨害に強みを持つ反面、強敵を圧倒する破壊力という観点では、作中で派手な活躍を見せる能力と比較されやすい。
ただし、これはモクモクの実が役に立たないという意味ではない。能力の用途と、読者が戦闘で期待する決定力が一致していないことが、評価のギャップを生んでいる。煙による捕縛や制圧は有用であり、戦闘力を単純な攻撃力だけで測ると、その強みを見落としやすい。

【2026年の評価】ネットミームの使い方とスモーカーの現在
2026年時点でも、「モクモクしちょるだけ」はスモーカーの戦績を語る際に使えるネットミームとして理解されている。一方で、キャラクターとしてのスモーカーには、単なる敗北ネタでは片づけられない魅力がある。
公式サイト「ONE PIECE.com」のキャラクター紹介では、スモーカーは海軍中将として掲載されている。自分の信念に従い、ときには上層部の意向に従わない人物であり、部下からの信頼も厚い。海賊を追う立場でありながら、組織の命令だけに従うわけではない点が、スモーカーというキャラクターの特徴だ。
また、2026年3月のENCOUNTの記事は、原作第1117話で久々に登場したスモーカーへの反響を取り上げている。これは、戦闘での勝敗だけでなく、ルフィとの因縁や独自の正義を貫く姿勢が読者の関心を引き続けていることを示す材料だ。
ミームとしての使い方は、大きく三つに分けられる。
一つ目は、スモーカーの戦績をいじる使い方。 強敵に敗れた場面や、能力を生かしきれていないように見える場面に添えれば、作品を知る読者には皮肉が伝わりやすい。
二つ目は、煙や湯気の画像に添える使い方。 温泉の湯気、料理の煙、雲など、何かがもくもくと立ち上る写真に合わせれば、キャラクターの強さを知らない人にも言葉の意味が伝わる。
三つ目は、期待と結果の落差を表す使い方。 強そうな能力や肩書きがあるのに、実際の成果が地味な状況を指して、比喩的に使うこともできる。ただし、スモーカー以外の人物や作品に当てはめる場合は、元ネタを知らない相手には伝わりにくい。
一方で、作品の文脈を離れて人物を一方的に貶めたり、原作のセリフであるかのように引用したりすると、ミームの意味が正確に伝わらなくなる。あくまでファンによる二次創作から生まれた表現として扱うのが適切だ。
【プロの結論】スモーカーは本当に敗北者なのか?ミームと作品評価を分けて考える
「モクモクしちょるだけ」が広まった理由は、スモーカーの戦績だけでは説明できない。原作第573話の重い場面を使い、初期の強敵だったスモーカーが新世界編で苦戦するという落差を、ひと目で分かる形にしたことが大きい。
このミームを理解するうえで大切なのは、三つの視点を分けることだ。
第一に、原作の事実として、エースと赤犬の「敗北者」シーンは白ひげへの侮辱をめぐる重要な場面である。「モクモクしちょるだけ」は、その場面をスモーカーに置き換えた非公式の表現だ。
第二に、読者の評価として、スモーカーは新世界編で敗北が続いたため、弱いというイメージが形成された。しかし、ヴェルゴ戦のように、仲間の目的を優先した結果として不利な状況に陥った場面もある。勝敗の数だけで実力を断定するのは適切ではない。
第三に、キャラクターの魅力として、スモーカーは海軍の中にいながら、自分の信念を曲げない人物として描かれている。公式プロフィールが紹介する部下からの信頼や、ルフィとの因縁は、単なる戦闘力とは別の評価軸だ。
今後、スモーカーがどのような戦いを見せるかによって、ファンの評価が変化する可能性はある。モクモクの実の能力が新たな形で活用される展開も考えられるが、能力の覚醒や具体的な強化は、作中で描かれるまでは予想の域を出ない。
「モクモクしちょるだけ」は、キャラクターの弱点や不遇さを短い言葉で表現した、分かりやすいネットミームだ。ただし、ネタとしての面白さと、作品内での人物評価は別物である。その違いを押さえておけば、コラ画像の笑いどころも、スモーカーという人物の本来の魅力も、より深く楽しめる。
【モクモクしちょるだけ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「モクモクしちょるだけ」は原作のセリフ?
A1:原作のセリフではない。『ONE PIECE』第573話のエースと赤犬の「敗北者」シーンを改変したコラ画像から広まった表現で、スモーカーを揶揄するネットミームとして使われている。
Q2:「モクモクしちょるだけ」の元ネタは何話?
A2:漫画の第573話「この時代の名を〝白ひげ〟と呼ぶ」が元になった場面だ。コミックス58巻に収録され、アニメでは第482話に対応する。アニメ第573話とは異なるので注意したい。
Q3:スモーカーは本当に弱いの?
A3:新世界編でロー、ヴェルゴ、シーザー、ドフラミンゴらとの戦いで苦戦したため、弱いという評価が広まった。ただし、戦闘の目的や相手の実力、不利な状況も考慮する必要がある。公式プロフィールでは海軍中将として紹介されており、ネットミームだけで実力を判断することはできない。
まとめ:モクモクしちょるだけの元ネタとスモーカーの本当の評価
「モクモクしちょるだけ」は、『ONE PIECE』のスモーカーを揶揄するネットミームであり、原作第573話の「敗北者」シーンを改変したコラ画像が元ネタだ。2018年末から2019年初頭にかけて確認できる投稿や解説記事を通じて、スモーカーの戦績と結びついた表現として知られるようになった。
弱いと言われる背景には、新世界編での敗北の多さや、モクモクの実が強敵との戦いで決定打になりにくいという印象がある。一方、煙による捕縛や制圧、独自の正義を貫く人物像など、スモーカーには戦績だけでは測れない強みもある。
このミームを楽しむなら、原作のセリフとコラ画像の文言を区別し、ネタとしての誇張と作品内の事実を混同しないことが大切だ。そうすれば、エースと赤犬の名場面がなぜ別の形で再利用されたのか、そしてスモーカーが今も読者の関心を集める理由が、より鮮明に見えてくる。 (出典: モクモク し ちょ る だけ(Yahoo!ニュース))