コロナワクチン3回目の副反応はいつまで?発熱・腕の痛みと受診目安を徹底解説
コロナワクチンを3回目に接種した後、「熱は何日続くのか」「腕の痛みや倦怠感はいつまで残るのか」「2回目より副反応が強くなるのか」と不安を感じる方は少なくありません。新型コロナワクチンの追加接種では、接種部位の痛み、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛などが報告されており、症状の現れ方や程度には個人差があります。
2026年現在、日本の新型コロナワクチン接種は、2024年度以降の定期接種制度へと移行しています。そのため、かつて広く行われた3回目接種の調査結果を参考にする際には、当時のワクチンと現在使用されるワクチンの違いにも注意が必要です。この記事では、厚生労働省の公開資料や海外の公的保健機関の情報をもとに、主な副反応、発症時期、回復の目安、薬の使い方、医療機関を受診すべき症状を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 副反応の主な症状:腕の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などがある。
- いつまで続く?:多くは接種後1〜3日程度で軽快する。日本の3回目接種に関する調査では、発熱は翌日に多く、接種3日後にはほぼ消失していた。
- 受診すべき症状:胸の痛み、息切れ、動悸、呼吸困難、顔や喉の腫れなどは要注意。重い症状では救急対応が必要になる。
【症状を整理】コロナワクチン3回目の副反応には何がある?
新型コロナワクチンの3回目接種後に報告されている主な副反応は、注射した腕の痛みや腫れといった局所反応、発熱や倦怠感などの全身反応に分けられます。厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aでも、接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛、関節痛などが主な症状として挙げられています。
ただし、すべての人に症状が現れるわけではありません。症状が出る人でも、軽い腕の痛みだけで済む場合もあれば、発熱や強い倦怠感によって普段どおりに活動するのが難しくなる場合もあります。
3回目接種後に多い主な症状
1.接種後の腕の痛み
注射した部分の痛みや圧痛は、代表的な局所反応です。腕を上げると痛む、注射部位を押すと痛い、肩周辺に違和感があるといった症状が見られます。多くは時間の経過とともに軽快しますが、痛みが強い場合や、赤み・腫れが悪化する場合は医療機関に相談してください。
2.発熱・悪寒
接種後に熱が出たり、寒気や震えを感じたりすることがあります。発熱は接種翌日に多く見られ、数日以内に落ち着くケースが一般的です。熱の高さだけでなく、水分を取れるか、意識がはっきりしているか、呼吸に異常がないかも確認しましょう。
3.倦怠感・頭痛
体がだるい、眠気が強い、頭が重い、頭痛がするといった全身症状も報告されています。症状がある間は無理に仕事や運動を続けず、休息を優先してください。倦怠感や頭痛が強い、または長引く場合には、単なる副反応と決めつけないことが大切です。
4.筋肉痛・関節痛
腕以外の筋肉が痛む、関節がこわばるといった症状が出る場合もあります。発熱や倦怠感と同時に現れることもありますが、程度や持続期間には個人差があります。
5.わきの下の痛み・リンパ節の腫れ
接種した腕と同じ側のわきの下に痛みや腫れを感じることがあります。厚生労働省が紹介する3回目接種の調査では、リンパ節の腫れや痛みは、初回の1・2回目接種と比べて発現頻度が高い傾向にありました。多くは短期間で軽快しますが、腫れが続く場合や、しこりが大きくなる場合は医師に相談してください。

【回復までの目安】副反応はいつから始まり、何日続く?
コロナワクチンの副反応は、接種当日から翌日にかけて現れることが多く、発熱や全身のだるさは翌日に強くなる場合があります。米国疾病予防管理センター(CDC)も、一般的な接種後反応は接種後1〜3日以内に始まり、多くは1〜3日で軽快すると説明しています。
日本で実施された従来型ワクチンの3回目接種後の健康状況調査でも、発熱は接種翌日の発現頻度が最も高く、接種3日後にはほぼ消失していたと報告されています。ただし、これは集団の調査結果であり、個人の症状が必ず3日以内に治まるという意味ではありません。
症状別に見る発症時期と回復の目安
| 症状 | 現れやすい時期 | 回復の目安・注意点 |
|---|---|---|
| 腕の痛み・注射部位の腫れ | 接種当日〜翌日 | 数日で軽快することが多い。悪化する場合は相談する。 |
| 発熱・悪寒 | 接種当日〜翌日、特に翌日 | 多くは数日以内に軽快。3日を過ぎても続く場合は相談する。 |
| 倦怠感・頭痛 | 接種当日〜翌日 | 通常は数日以内に軽快する。強い症状や長引く症状には注意する。 |
| 筋肉痛・関節痛 | 接種後1〜2日程度 | 数日で改善することが多い。痛みが悪化する場合は受診を検討する。 |
| わきの下の痛み・リンパ節の腫れ | 接種後数日以内など | 短期間で軽快することが多いが、持続・増悪する場合は医師に相談する。 |
| 胸の痛み・息切れ・動悸 | 特に接種後数日以内に注意 | 心筋炎・心膜炎などの可能性があるため、速やかに医療機関を受診する。 |
表は一般的な目安であり、症状の出現や回復を保証するものではありません。接種から数日たって新たに発熱した場合や、いったん改善した症状が再び悪化した場合は、感染症など別の原因も考えられます。
3日目になっても症状が残っている場合はどうする?
軽い腕の痛みなどが数日残ることはあります。一方、高熱が続く、倦怠感が改善しない、水分を取れない、症状が悪化しているといった場合は、日数だけで判断せず医療機関に相談してください。胸痛や呼吸困難などの警告症状がある場合は、3日目かどうかにかかわらず、すぐに受診が必要です。
【2回目とどう違う?】ファイザー・モデルナ3回目の副反応を比較
「3回目は2回目より副反応が重いのでは」と心配する人もいます。しかし、厚生労働省が紹介する従来型ワクチンの海外臨床試験では、ファイザー社・モデルナ社ともに、3回目接種後の有害事象の発現傾向は2回目とおおむね同様とされています。米国CDCのデータでは、3回目接種後1週間以内のさまざまな症状の発現割合が、2回目より低かったという報告もあります。
一方、3回目接種後はリンパ節の腫れやわきの下の痛みが増える傾向も報告されました。副反応全体が一律に強くなる、あるいは必ず軽くなるという単純な比較はできません。
ファイザー3回目とモデルナ3回目の違い
厚生労働省の国内健康状況調査では、初回接種にファイザー社ワクチンを使用した人について、3回目もファイザー社ワクチンを接種した場合と、モデルナ社ワクチンを接種した場合を比較しています。その結果、接種部位の痛みや倦怠感などは両方で多く見られ、発熱はモデルナ社の方が高い傾向にありました。いずれも発熱の発現頻度は接種翌日が最も高く、3日後にはほぼ消失していました。
ただし、調査対象者の人数、年齢や性別の構成、接種間隔などが異なるため、異なる調査結果を単純に比較することはできません。また、この比較は当時の従来型ワクチンに関するものであり、2026年に使用されるワクチンの副反応をそのまま予測するデータではありません。
副反応が強いほどワクチンの効果も高い?
副反応の強さと、ワクチンによる免疫反応や予防効果の強さは、単純に比例するわけではありません。副反応が軽かったからといって、ワクチンが効いていないと判断することはできません。同様に、発熱や強い倦怠感があったからといって、予防効果が特別に高いと判断することもできません。
副反応の有無や程度だけでワクチンの効果を自己評価せず、接種するワクチンの種類、年齢、基礎疾患などを踏まえて判断することが大切です。

【自宅でできる対処法】発熱・腕の痛みと解熱剤の使い方
一般的な副反応への対応では、十分な休息と水分補給を基本に、症状に合わせて対処します。発熱や倦怠感がある間は、無理に仕事や運動を続けず、食事や睡眠を確保してください。
腕の痛みへの対処
痛みが強くならない範囲で腕を動かし、つらい動作は控えましょう。注射部位を強く揉んだり、無理に動かしたりする必要はありません。腫れや痛みが増す場合は医療機関に相談してください。
発熱・頭痛・筋肉痛への対処
水分をこまめに取り、体を休めましょう。食事が取りにくいときも、飲める範囲で水分を補給することが大切です。高熱や強い痛みがある場合は、無理に我慢せず医療機関や薬剤師に相談してください。
ワクチン接種後に解熱鎮痛薬を使ってもいい?
厚生労働省のQ&Aでは、接種後の発熱や痛みに対して、市販の解熱鎮痛薬で対応することも考えられるとしています。使用を検討する場合は、製品の説明書を確認し、用法・用量を守ってください。
特に、ほかの薬を服用している人、妊娠中・授乳中の人、高齢者、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下などの持病がある人、薬によるアレルギーやぜんそくの経験がある人は、事前に医師や薬剤師に相談しましょう。
また、症状が出ていない段階で予防的に薬を飲むことについては、自己判断で常用せず、医師や薬剤師に確認してください。高熱や激しい痛みがある場合、症状が長く続く場合、接種後として典型的ではない症状が出た場合も、薬で抑え続けるのではなく受診を検討する必要があります。
【見逃さないで】副反応で受診すべき症状と緊急性の高いサイン
接種後の多くの症状は一時的ですが、まれに重大な副反応が報告されています。発熱や腕の痛みだけを見て自己判断せず、症状の種類と重さを確認してください。
心筋炎・心膜炎が疑われる症状
心筋炎は心臓の筋肉の炎症、心膜炎は心臓を包む膜の炎症です。新型コロナワクチン接種後に、まれな事例が報告されています。厚生労働省は、特に接種後数日以内に胸の痛みや息切れなどが現れた場合、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。
注意したい症状は、次のとおりです。
- 胸の痛みや圧迫感
- 息切れ、呼吸が苦しいと感じる症状
- 動悸、脈の乱れ
こうした症状を、単なる疲労や接種後の倦怠感と決めつけないでください。特に若年男性では、mRNAワクチン接種後の心筋炎・心膜炎の報告頻度がほかの層より高い傾向が確認されています。症状が現れた場合は年齢にかかわらず、速やかに医療機関へ相談しましょう。
アナフィラキシーが疑われる症状
アナフィラキシーは、急激に起こる重いアレルギー反応です。接種後、比較的短時間で次のような症状が現れることがあります。
- 全身にじんましんが出る、皮膚が赤くなる
- 唇、舌、顔、喉などが腫れる
- 息苦しさ、ゼーゼーする呼吸、声のかすれ
- 腹痛や繰り返す嘔吐
- 血圧低下、意識が遠のく、呼びかけに反応しにくくなる
症状は一つだけとは限らず、皮膚・消化器・呼吸器など複数の症状が急に現れることもあります。呼吸困難、喉の腫れ、意識障害などがある場合は、直ちに救急対応を求めてください。日本では接種後の急なアレルギー反応に対応できるよう、接種会場や医療機関で必要な薬剤などが準備されてきました。
受診を検討すべきその他の症状
次のような場合も、医療機関に相談してください。
- 高熱や強い頭痛が続いている
- 水分が取れない、尿が極端に少ないなど脱水が疑われる
- 腕の腫れや痛みが強くなる、赤みが広がる
- 接種から数日たっても症状が改善しない、または悪化している
- いったん回復した後に再び発熱するなど、通常と異なる経過をたどる
意識障害、強い呼吸困難、突然の激しい胸痛など、生命に関わる可能性がある症状では、通常の診療時間を待たずに救急車を呼ぶなど緊急対応を取ってください。緊急性が判断できない場合も、地域の救急相談窓口や医療機関に相談しましょう。

【2026年の最新事情】3回目接種の情報を今のワクチンに当てはめる際の注意点
2026年10月現在、日本の新型コロナワクチン接種は、以前のように全国民を対象として3回目接種を進めていた時期とは制度が異なります。厚生労働省によると、2024年度から定期接種に位置づけられ、2026年度も秋冬に自治体による定期接種が実施されています。
定期接種の対象は、原則として65歳以上の人と、一定の基礎疾患がある60〜64歳の人です。後者には、心臓・腎臓・呼吸器の機能に重い障害がある人や、HIVによる免疫機能障害がある人などが含まれます。対象者以外の接種については、任意接種として取り扱われます。費用や実施方法については、自治体や医療機関に確認が必要です。
また、定期接種に用いるワクチンの種類や含まれる株は、流行状況や科学的知見を踏まえて見直されます。したがって、2021〜2022年ごろの従来型ワクチンによる3回目接種の副反応データは、症状の傾向を理解する参考にはなりますが、2026年のワクチンで同じ頻度や程度の症状が起きると断定する材料にはなりません。
最新情報を確認するときは、厚生労働省の「新型コロナワクチンQ&A」や「新型コロナワクチンの有効性・安全性について」を確認しましょう。特に、過去の調査結果と現在の接種制度を混同しないことが、正確な判断につながります。
【コロナ3回目副反応】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:コロナワクチン3回目の発熱は何日で治まりますか?
A1:多くは接種後1〜3日程度で軽快します。厚生労働省が紹介する従来型ワクチンの3回目接種調査では、発熱は翌日に多く、3日後にはほぼ消失していました。ただし、症状が長引く場合や悪化する場合は医療機関に相談してください。
Q2:3回目接種の副反応は2回目より強いですか?
A2:必ずしも強くなるわけではありません。従来型ワクチンの臨床試験では、3回目の副反応は2回目とおおむね同様の傾向でした。一方、リンパ節の腫れやわきの下の痛みは3回目の方が多い傾向が報告されています。個人差も大きく、過去のデータが現在のワクチンにそのまま当てはまるとは限りません。
Q3:接種後に解熱鎮痛薬を飲んでも大丈夫ですか?
A3:発熱や痛みに対して市販の解熱鎮痛薬を使うことは選択肢の一つです。ただし、持病や服用中の薬、妊娠・授乳の状況などによって適した薬が異なります。説明書を確認し、迷う場合は医師や薬剤師に相談してください。
Q4:腕の痛みや倦怠感が3日以上続く場合は受診すべきですか?
A4:症状が軽く改善傾向にある場合と、強い症状が続いたり悪化したりする場合では対応が異なります。高熱、強い痛み、水分摂取の困難、症状の悪化などがあれば医療機関に相談してください。胸痛や息切れ、呼吸困難などがある場合は、日数にかかわらず速やかな受診が必要です。
Q5:副反応がほとんどなければ、ワクチンの効果は低いのでしょうか?
A5:そのようには判断できません。副反応の強さとワクチンの予防効果は単純に比例しません。症状が軽いことだけを理由に、ワクチンが効いていないと考える必要はありません。
まとめ:副反応の日数だけで判断せず、症状の変化を見極める
コロナワクチン3回目の副反応では、腕の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などが代表的です。多くは接種後1〜3日程度で軽快しますが、症状の出方や回復までの時間には個人差があります。ファイザー社とモデルナ社の従来型ワクチンを比較した過去の調査では、3回目の副反応は2回目とおおむね同様の傾向で、リンパ節の腫れなどには違いが見られました。
大切なのは、「接種後だから仕方がない」とすべての症状を副反応として片づけないことです。高熱や強い倦怠感が長引く場合は医療機関に相談し、胸痛、息切れ、動悸、呼吸困難、喉の腫れ、意識障害などが現れた場合は速やかに受診してください。
2026年の接種制度や使用されるワクチンは、過去の3回目接種が行われていた時期とは異なります。最新の厚生労働省の情報を確認しながら、接種後は体調の変化を観察し、必要な休息を取り、症状に応じて適切に医療機関へ相談することが、安心して過ごすための基本です。 (出典: コロナ 3回目 副反応(Yahoo!ニュース))