宮城四区とは?2026年の区域・候補者・選挙結果と宮城野区との違いを徹底解説
「宮城四区」とは、宮城県の衆議院議員総選挙で使われる小選挙区の名称です。仙台市の行政区を指す言葉ではなく、石巻市・塩竈市・多賀城市・東松島市・富谷市など、複数の市町村をまとめた選挙区を意味します。
2026年10月現在、宮城県第4区では、2026年2月8日に行われた第51回衆議院議員総選挙で森下千里氏が当選し、現職議員となっています。前回の2024年総選挙では安住淳氏が当選しており、選挙区の議席は2回の総選挙で大きく動きました。区域の変遷、宮城野区との違い、候補者と選挙結果、投票率まで、最新の公表情報をもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 区域:宮城四区は石巻市・塩竈市・多賀城市など12市町村で構成される衆議院の小選挙区です。
- 宮城野区との違い:仙台市宮城野区は宮城2区に属し、宮城4区には含まれません。
- 2026年の選挙結果:森下千里氏が124,250票を獲得して当選。安住淳氏は78,671票で落選しました。
- 投票率:2026年2月8日の宮城4区の投票率は58.33%でした。
- 区割り変更:現在の区域は2022年の公職選挙法改正による再編後のもので、2024年と2026年の総選挙に適用されています。
【基本解説】宮城四区とは?宮城野区との違いをわかりやすく整理
宮城四区は、正式には「宮城県第4区」と呼ばれる衆議院小選挙区です。国会議員を選ぶために設定された選挙上の区域であり、市役所や区役所が管轄する行政区域とは制度そのものが異なります。
衆議院議員総選挙では、全国を小選挙区に分け、それぞれの選挙区から原則1人の議員を選びます。宮城県では2022年の区割り改正によって小選挙区の数が6から5に減り、現在の宮城4区もその再編によって形成されました。
混同されやすいのが、仙台市の「宮城野区」です。宮城野区は、青葉区・若林区・太白区・泉区と並ぶ仙台市の5行政区の一つです。一方、宮城4区は仙台市の行政区ではなく、複数の自治体を横断する選挙区です。
宮城県選挙管理委員会が公表する区割り資料では、仙台市宮城野区は若林区・泉区とともに宮城2区に分類されています。したがって、「宮城野区に住んでいるから宮城4区の選挙になる」という理解は誤りです。
自分の選挙区を確認するときは、地名の響きだけで判断せず、住所が属する自治体と、選挙管理委員会が示す小選挙区の対応関係を確認することが確実です。

【区域一覧】2026年現在の宮城4区はどこからどこまで?
2026年10月現在の宮城4区は、石巻市、塩竈市、多賀城市、東松島市、富谷市と、宮城郡・黒川郡・牡鹿郡に属する町村で構成されています。仙台市内の行政区は含まれません。
宮城県選挙管理委員会の区割り資料と2026年の選挙結果に基づく対象自治体は、次のとおりです。
| 区分 | 対象自治体 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 市部 | 石巻市・塩竈市・多賀城市・東松島市・富谷市 | 5市が宮城4区に属する |
| 宮城郡 | 松島町・七ヶ浜町・利府町 | 郡内の3町が対象 |
| 黒川郡 | 大和町・大郷町・大衡村 | 2町1村が対象 |
| 牡鹿郡 | 女川町 | 郡内の女川町が対象 |
| 仙台市 | 対象なし | 宮城野区・若林区・泉区は宮城2区 |
つまり、宮城4区は合計12市町村で構成されています。石巻市や女川町などの沿岸地域だけでなく、富谷市や大和町などの内陸部も含まれる点が特徴です。
また、宮城県内の別の選挙区との境界にも注意が必要です。加美郡の色麻町・加美町は現在の宮城5区に属します。以前の宮城4区を知っている人ほど、過去の区域情報を現在の区割りと取り違えないようにする必要があります。
引っ越しや住所変更などで選挙区を確認する場合は、以前の選挙公報や古い選挙結果だけで判断せず、最新の選挙人名簿や自治体の案内を参照してください。
【区割り変更】なぜ宮城4区の区域は変わったのか?
現在の宮城4区を理解するうえで欠かせないのが、2022年の衆議院小選挙区の区割り変更です。この改正は、人口の変動を踏まえて選挙区間の一票の格差を是正することを目的に行われました。
宮城県選挙管理委員会の公表資料によると、2020年国勢調査の人口を基礎にした勧告を受け、公職選挙法が改正されました。宮城県では小選挙区の定数が6から5に減少し、第1区・第3区・第4区・第5区の区域が変更されています。
新しい区割りは、2022年12月28日以後に初めて期日を公示される衆議院議員総選挙から適用されました。宮城県では、2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙が、新しい区割りで行われた最初の総選挙です。
宮城4区では、以前の第5区に属していた石巻市や東松島市などが編入される一方、以前の第4区に含まれていた加美郡は新しい第5区へ移りました。現在の区域は、単純に自治体を一つ追加しただけではなく、複数の旧選挙区を組み替えた結果です。
重要なのは、「2026年に新しい区割りが導入された」というわけではないことです。2026年時点で使われている区割りは、2022年の改正に基づくもので、2024年と2026年の総選挙で共通しています。
この経緯は、歴代当選者や過去の得票数を比較するときにも影響します。選挙区の名前が同じでも、対象自治体や有権者の構成が異なれば、得票数の変化をそのまま候補者への支持の増減と結び付けることはできません。

【2026年最新】宮城4区の選挙結果と当選者・候補者を解説
2026年2月8日に執行された第51回衆議院議員総選挙では、宮城4区で森下千里氏が当選しました。宮城県選挙管理委員会の確定開票結果によると、候補者は3人で、森下氏が124,250票を獲得しています。
候補者別の得票数は次のとおりです。
- 森下千里氏(自由民主党):124,250票
- 安住淳氏(中道改革連合):78,671票
- 佐野誠氏(参政党):14,494票
有効投票数は217,415票でした。森下氏と安住氏の得票差は45,579票で、森下氏が小選挙区の議席を獲得しています。
この結果で注目されるのは、2024年の総選挙から当選者が変わったことです。2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では、当時の立憲民主党から立候補した安住淳氏が102,229票を獲得して当選しました。2026年の総選挙では、安住氏は中道改革連合から立候補しましたが、森下氏に敗れました。
なお、候補者の政党名は選挙当時の届出に基づいて記載しています。政党の合流や名称変更がある場合、過去の選挙結果と現在の所属を混同しないことも大切です。
2026年10月時点の衆議院議員名簿では、森下千里氏が宮城県第4区選出議員として掲載されています。国会の議員プロフィールには、自由民主党・無所属の会所属で、農林水産大臣政務官を務めることなどが記載されています。
選挙結果を見る際には、当選者だけでなく、候補者全員の得票数や得票差も確認すると、選挙区内でどの程度の支持が集まったのかを具体的に把握できます。
【歴代当選者】安住淳・森下千里・伊藤信太郎の選挙結果を比較
宮城4区の歴代当選者を整理すると、伊藤信太郎氏、安住淳氏、森下千里氏らが選挙区の政治を語るうえで重要な存在となっています。ただし、前述のとおり区割り変更があるため、すべての選挙を同じ条件で比較することはできません。
直近の主な当選者の推移は次のとおりです。
- 2017年:伊藤信太郎氏が当選。
- 2021年:伊藤信太郎氏が当選。
- 2024年:安住淳氏が当選。新しい区割りでの最初の総選挙となった。
- 2026年:森下千里氏が当選し、現職議員となった。
伊藤氏が当選した2017年・2021年と、安住氏が当選した2024年では、選挙区の構成が異なります。2017年と2021年の宮城4区は、現在の宮城4区とは別の区域です。歴代当選者の名前だけを並べるのではなく、各選挙がどの区割りで実施されたのかも併せて見る必要があります。
安住淳氏は、2024年の宮城4区で勝利したものの、2026年の選挙では議席を失いました。一方、森下千里氏は2026年の選挙で小選挙区の議席を獲得しました。この2回の結果は、同じ現行区割りで当選者が交代した事例として比較できます。
候補者の経歴や所属政党に注目するだけでなく、地域の構成、選挙時点の政治状況、得票数の推移を合わせて確認することが、選挙結果を読み解くうえで有効です。

【投票率】宮城4区の2026年の数字から何がわかる?
宮城4区の2026年2月8日の投票率は、宮城県選挙管理委員会の確定投票者数速報で58.33%となっています。2024年10月27日の宮城4区の投票率は52.37%で、2026年は5.96ポイント上昇しました。
2024年と2026年は同じ現行区割りで行われた総選挙のため、以前の区割りをまたぐ比較よりも条件をそろえて見やすい組み合わせです。ただし、投票率の上昇だけから、特定の候補者や政党への支持が強まったと断定することはできません。
市町村別に見ると、2026年の投票率にも違いがあります。宮城県選挙管理委員会の確定資料では、石巻市は56.80%、塩竈市は56.69%、多賀城市は57.34%、富谷市は62.03%、利府町は63.13%でした。
同じ選挙区の中でも、投票率は一様ではありません。市町村ごとの数値を比較することで、選挙区全体の平均だけでは見えにくい地域差を把握できます。ただし、投票率の差が生じた理由を説明するには、地域の人口構成や選挙への関心など、別のデータも必要です。
また、投票率と候補者の得票数は異なる指標です。投票率は有権者のうち投票した人の割合を示し、得票数は候補者が獲得した票の数を示します。選挙結果を正確に把握するには、両方を確認することが欠かせません。
【プロの結論】宮城4区の情報を調べるときに押さえたい判断基準
宮城4区を調べる際に最も重要なのは、選挙区の名称、対象自治体、選挙の実施年を切り分けることです。特に2022年の区割り変更は、歴代当選者や投票率を比較する際の前提になります。
候補者や選挙結果を調べる場合は、次の3点を意識すると情報を整理しやすくなります。
- 区域を確認する:住所がどの小選挙区に属するか、最新の公式資料で確認する。
- 選挙年をそろえる:2021年以前の旧区割りと、2024年以降の現行区割りを区別する。
- 数字の意味を確認する:得票数、得票率、投票率、有権者数を混同しない。
また、候補者の当選歴を確認するときは、小選挙区での当選と比例代表での当選を区別することも重要です。衆議院議員総選挙では、小選挙区と比例代表の仕組みが併用されるため、議員として当選した事実だけでは、どの選挙区で勝利したのかまでは判断できません。
宮城4区の政治情勢を理解するには、候補者の知名度だけでなく、実際の開票結果、投票率、区域の変遷を組み合わせて見る必要があります。公式資料に基づいて情報を整理すれば、過去の選挙と現在の選挙を取り違えずに比較できます。
【宮城四区】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:宮城四区は仙台市の宮城野区のことですか?
A1:いいえ。宮城四区は衆議院選挙の小選挙区です。仙台市の宮城野区は、若林区・泉区とともに宮城2区に属しています。
Q2:2026年現在の宮城4区には、どの市町村が含まれますか?
A2:石巻市、塩竈市、多賀城市、東松島市、富谷市、松島町、七ヶ浜町、利府町、大和町、大郷町、大衡村、女川町の12市町村です。
Q3:2026年の宮城4区の当選者は誰ですか?
A3:森下千里氏です。2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙で124,250票を獲得し、当選しました。
Q4:2026年の宮城4区の投票率は何%でしたか?
A4:宮城県選挙管理委員会の確定投票者数速報では58.33%です。2024年の52.37%と比べて5.96ポイント上昇しました。
Q5:宮城4区の区割りは2026年に変更されたのですか?
A5:2026年に新たな区割り変更が行われたわけではありません。現在の区域は2022年の公職選挙法改正に基づくもので、2024年と2026年の衆議院議員総選挙に適用されています。
まとめ:宮城4区の区域・選挙結果を正しく把握するために
宮城四区は、仙台市の行政区ではなく、石巻市・塩竈市・多賀城市など12市町村で構成される衆議院の小選挙区です。宮城野区は宮城2区に属するため、両者を混同しないことが基本となります。
2026年2月8日の衆議院議員総選挙では森下千里氏が当選し、投票率は58.33%でした。2024年の選挙では安住淳氏が当選しており、現行区割りで当選者が交代したことが、直近の選挙結果の大きな特徴です。
宮城4区の歴代当選者や選挙結果を調べる際には、2022年の区割り変更を踏まえ、選挙年・対象自治体・候補者別の得票数を確認してください。今後の衆議院議員総選挙についても、最新の区割りと候補者情報を照合することが、正確な地域政治の理解につながります。
(出典: 宮城 四 区(Yahoo!ニュース))