ニャンちゅうの声は誰?津久井教生から羽多野渉へ交代した理由と声真似のコツを徹底解説
NHK Eテレの人気キャラクター、ニャンちゅう。独特のダミ声と豊かな表情に合わせた話し方は、長年にわたって多くの視聴者に親しまれてきました。では、あの特徴的な声を担当しているのは誰なのでしょうか。
2026年現在、ニャンちゅうの声を担当しているのは声優の羽多野渉さんです。1992年の登場から30年以上にわたって声を担ってきた津久井教生さんから、2023年に交代しました。交代の経緯には津久井さんが公表したALS(筋萎縮性側索硬化症)との関係があり、声の誕生には1992年のオーディションで生まれた意外な発想がありました。歴代の担当者、声が変わった理由、2人の声の違い、声真似のポイントまで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の担当者:2026年現在、ニャンちゅうの声は羽多野渉さんが担当しています。
- 声の誕生秘話:1992年のオーディションで津久井教生さんが米国の短波放送DJをイメージして出した声が原型になりました。
- 声優交代の経緯:2022年11月に交代が発表され、2023年4月放送分から羽多野さんが全面的に担当。津久井さんはアドバイザーとして番組に参加しています。
【2026年最新】ニャンちゅうの声は誰?歴代声優と現在の担当者
ニャンちゅうの声を担当してきた声優は、津久井教生さんと羽多野渉さんの2人です。NHK Eテレの番組情報や所属事務所の発表をたどると、交代の時期と現在の担当者を整理できます。
2026年現在の担当者は羽多野渉さんです。NHKオンデマンドで配信された2026年5月17日放送回の番組情報にも、ニャンちゅうの声として羽多野さんの名前が掲載されています。2026年10月の放送情報でも同様に確認できます。
一方、津久井教生さんは1992年の番組登場当初から長年にわたりニャンちゅうを演じてきた人物です。約30年にわたってキャラクターの声を形づくり、その独特な話し方を視聴者の記憶に刻みました。
津久井さんから羽多野さんへの交代は、単なるキャスト変更ではありません。長年にわたり定着したキャラクターの個性を受け継ぎながら、新しい担当者が演じ続けるという、長寿番組ならではの引き継ぎでもあります。

【誕生秘話】1992年のオーディションでニャンちゅうの声はどう生まれた?
ニャンちゅうの声の原型が生まれたのは、1992年の『母と子のテレビタイム土曜版』のオーディションです。津久井さんが後年のインタビューで語ったエピソードによると、オーディション会場にアメリカ人がいたことから、米国の短波放送で話すDJをイメージし、思いつきで声を出したところ、審査する側に好評だったといいます。
つまり、現在知られているニャンちゅうの声は、最初から細部まで完成されたものではありません。オーディションで偶然生まれたアイデアを出発点に、津久井さんが演技として磨き上げたものです。
津久井さんはインタビューで、特徴的なダミ声の話し方を完全に習得するまでに約3年かかったと説明しています。長いせりふや早口にも対応できるよう、独特の声質だけでなく、発声や抑揚の技術も身につけていったことが分かります。
この誕生秘話から読み取れるのは、ニャンちゅうの声が単なる「しゃがれ声」ではないという点です。米国のラジオDJを思わせる話し方、声の揺れ、語尾の処理、感情に合わせた抑揚が組み合わさることで、ほかのキャラクターとは異なる個性が生まれました。
また、ニャンちゅうは登場初期から現在まで、声の印象がまったく同じだったわけではありません。初期には比較的高めの声で演じられていた時期もあり、長い番組の歴史の中で、視聴者がよく知るダミ声のイメージが形づくられていきました。
【年表で整理】ニャンちゅうの声優交代はいつ?津久井教生から羽多野渉への経緯
声優交代をめぐって混同されやすいのが、交代の発表日、羽多野さんの担当回が放送された時期、そして全面的な引き継ぎが完了した時期です。所属事務所の81プロデュースが2022年11月18日に発表した内容を軸に整理します。
| 時期 | 出来事 | 確認できるポイント |
|---|---|---|
| 1992年 | 津久井教生さんがニャンちゅう役を担当 | 『母と子のテレビタイム土曜版』のオーディションを経て、声の原型が生まれる。 |
| 2019年10月 | 津久井さんがALSの診断を公表 | その後もニャンちゅう役を続け、番組への出演を継続した。 |
| 2022年11月18日 | 声優交代を正式発表 | 81プロデュースが、羽多野渉さんへの交代と津久井さんのアドバイザー就任を公表。 |
| 2023年1月8日 | 羽多野さんの担当回が放送開始 | 津久井さんの担当回も放送されていたため、しばらくは両者の声を聞ける時期があった。 |
| 2023年4月 | 羽多野さんへの全面的な引き継ぎ | 4月放送分から、放送される回はすべて羽多野さんの担当に移行。 |
| 2026年 | 羽多野さんが担当を継続 | 2026年の番組情報でも、ニャンちゅうの声として羽多野さんの名前を確認できる。 |
この年表で押さえたいのは、羽多野さんへの交代は2023年1月に放送上の移行が始まり、同年4月に全面的な引き継ぎが行われたという点です。
2022年11月18日の81プロデュースの発表では、交代後も津久井さんがアドバイザーとして番組に参加すると説明されました。声の担当者は変わっても、長年キャラクターを演じてきた本人の経験が番組に生かされる体制が設けられたのです。

【交代の真相】ニャンちゅうの声が変わった理由はALSとの関係?
ニャンちゅうの声が変わった理由を理解するうえで、津久井さんが公表してきた病状は重要な背景です。津久井さんは2019年10月、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されたことを公表しました。ALSは、運動神経の障害によって筋力が低下し、身体を動かすことや発声などに影響が及ぶことがある病気です。
ただし、声優交代を発表した81プロデュースの文書は、交代の理由を病状の進行と明記したものではありません。公式発表で確認できるのは、津久井さんから羽多野さんへ担当を引き継ぐこと、そして津久井さんがアドバイザーとして参加を続けることです。
その後、津久井さんは2023年2月、気管切開と人工呼吸器の装着を経て声を失ったことを公表しました。交代の発表時期やその後の経過を踏まえると、ALSの進行が引き継ぎの大きな背景にあったと理解できます。
ここで重要なのは、声優交代を「突然の降板」や「演技への評価の変化」と混同しないことです。公表された経緯からは、長年にわたって役を担ってきた津久井さんの状況を踏まえ、羽多野さんが役を引き継ぐ形が取られたことが分かります。
また、津久井さんがアドバイザーとして参加することも発表されています。キャラクターを長年演じてきた経験を次の担当者や制作側に伝える仕組みは、長寿キャラクターの個性を守りながら継承するうえで意味のある対応です。
2026年も津久井さんはALSと向き合いながら発信を続けています。講談社は2026年4月、津久井さんのエッセイ『ALSと笑顔で生きる。声を失った声優の「工夫ファクトリー」』の発売を発表しました。ニャンちゅうの声を生み出した仕事と、その後の歩みは、声を担当するという仕事の意味を考えるうえでも大切な記録になっています。
【声の違いを比較】津久井教生と羽多野渉のニャンちゅうは何が違う?
津久井さんと羽多野さんの声を聞き比べる際は、単純に「似ているか、似ていないか」だけで判断するより、声質、抑揚、言葉の運び方に注目すると違いを捉えやすくなります。
津久井教生さんの声の特徴は、長年の演技によって完成された、ざらつきのあるダミ声と独特のビブラートです。声の揺れや語尾の変化が大きく、驚きや喜び、困惑といった感情を誇張して伝える演技が印象に残ります。オーディションで生まれた声を約3年かけて習得したというエピソードも、その表現が一時的な声色ではなく、技術として磨かれたものであることを示しています。
羽多野渉さんの声は、津久井さんが築いたキャラクター像を受け継ぎながら、新しい担当者として演じるものです。声質や細かな語尾の処理には演者ごとの違いが出るため、長年の津久井さんの演技に親しんできた人ほど、交代後の声の印象の変化に気づきやすいと考えられます。
ただし、どちらの声が優れているかを客観的に決める基準があるわけではありません。津久井さんの声に長年の思い出を重ねる人もいれば、羽多野さんの演技を通じて新しいニャンちゅうの魅力を感じる人もいます。声の好みは視聴者の経験や、最初に親しんだ時期によっても変わります。
聞き分けるときは、次の3点に注目するとよいでしょう。
- 声の質感:かすれやざらつき、声の輪郭がどのように聞こえるか。
- 抑揚とビブラート:声がどの程度揺れるか、驚きや喜びをどれだけ大きく表現するか。
- 語尾とテンポ:語尾を伸ばす長さ、言葉を区切る位置、早口になる場面でのリズム。
なお、声優交代後の評価について、両者の優劣を示す信頼できる比較調査や代表性のある統計は確認できません。SNS上の個別の感想だけで、視聴者全体の評判を決めつけるのは適切ではありません。違いを知りたい場合は、担当時期が明確な放送回を実際に聞き比べるのが確実です。

【声真似のやり方】ニャンちゅうの声を再現する5つのコツ
ニャンちゅうの声真似は、低い声やしゃがれた声を出すだけでは、本人らしい印象になりにくいものです。大切なのは、声の質感、音の揺れ、言葉のリズム、そして感情表現を組み合わせることです。
コツ1:無理のない範囲で声の高さを調整する
まずは普段の話し声から、少し低めで落ち着いた音域を探します。無理に声を低くしようとすると喉に負担がかかるため、自分が自然に話せる範囲で調整するのが基本です。
コツ2:鼻に響くような音色を意識する
ニャンちゅうらしさを出すには、口の中だけで音を作るのではなく、鼻に響くような共鳴を意識してみましょう。ただし、鼻を強く詰まらせたり、喉を押しつぶしたりする必要はありません。普段の声に少しずつ音色の変化を加えていくと、無理なく練習できます。
コツ3:声の揺れと抑揚を加える
津久井さんの演技の特徴の一つが、独特のビブラートと豊かな抑揚です。最初から大きく声を揺らすのではなく、短い言葉の語尾で軽く音程を変える練習から始めると、表現を組み立てやすくなります。
コツ4:語尾を伸ばし、話すテンポに変化をつける
同じ高さ、同じ速さで話し続けると、ニャンちゅう特有のコミカルな雰囲気が出にくくなります。語尾を少し伸ばしたり、驚いた場面ではテンポを上げたり、困った場面では間を取ったりするなど、言葉の運び方を工夫しましょう。
コツ5:声色だけでなく、キャラクターの感情を演じる
ニャンちゅうは、驚いたり、喜んだり、戸惑ったりと、感情の変化が豊かなキャラクターです。短いせりふを使い、同じ言葉を異なる感情で演じ分けてみると、声真似の表現力を高められます。録音して聞き返す場合も、声の高さだけでなく、抑揚やテンポを確認すると改善点を見つけやすくなります。
なお、しゃがれ声を出そうとして喉を強く締めつけたり、長時間にわたって無理に声をかすれさせたりするのは避けてください。痛みや違和感が出たら練習を中止しましょう。声真似で目指したいのは、喉を傷めて声質を変えることではなく、発声と演技の工夫でキャラクターらしさを表現することです。
【にゃんちゅう声】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、ニャンちゅうの声優は誰ですか?
A1:羽多野渉さんです。2023年4月放送分から全面的に担当しており、2026年の番組情報でも出演が確認できます。
Q2:津久井教生さんはいつまでニャンちゅうの声を担当していましたか?
A2:2023年3月までです。2023年1月からは羽多野さんの担当回も放送され、同年4月放送分から羽多野さんに全面的に引き継がれました。
Q3:ニャンちゅうの声が変わった理由は何ですか?
A3:津久井さんは2019年にALSの診断を公表し、2023年2月には気管切開と人工呼吸器の装着を経て声を失ったことを公表しています。交代発表の文書そのものには理由の明記はありませんが、こうした経緯が引き継ぎの重要な背景となっています。
Q4:ニャンちゅうの声はどのように生まれたのですか?
A4:1992年のオーディションで、津久井さんが米国の短波放送DJをイメージして出した声が原型になったと、本人がインタビューで語っています。特徴的な話し方を習得するまでには約3年かかったとされています。
Q5:ニャンちゅうの声真似を上手にするにはどうすればよいですか?
A5:声の高さだけでなく、鼻に響く音色、語尾の伸ばし方、ビブラート、感情に応じた抑揚を組み合わせることがポイントです。喉を無理に締めつけず、短いせりふから練習しましょう。
まとめ:ニャンちゅうの声の歴史を知れば、交代後の魅力も見えてくる
ニャンちゅうの声は、1992年に津久井教生さんが生み出した独特の表現を出発点に、長い年月をかけて親しまれてきました。1992年のオーディションで生まれた声の原型が、約3年にわたる習得と演技の積み重ねによって、唯一無二のキャラクター表現へと発展したのです。
2022年11月に発表された声優交代は、2023年1月からの移行期間を経て、同年4月放送分から羽多野渉さんへの全面的な引き継ぎにつながりました。2026年現在も羽多野さんが担当しており、津久井さんはアドバイザーとして番組に参加する形が発表されています。
津久井さんの声に親しんできた視聴者にとって、交代後の声に違いを感じるのは自然なことです。しかし、声の質感や抑揚、語尾の運び方に注目すれば、長年培われたキャラクターの個性と、新しい演者による表現の両方を楽しめます。
ニャンちゅうの声の歴史は、声優の技術とキャラクターの継承を考えるうえでも興味深いものです。昔の放送回と現在の放送回を聞き比べながら、それぞれの演技の魅力を味わってみてください。 (出典: にゃん ちゅう 声(Yahoo!ニュース))