日本代表サイドバック最新序列2026!4バック復活と伊東純也右SB起用の理由を徹底解説
2026年10月23日現在、サッカー日本代表のサイドバックをめぐる争いは、新たな局面に入っている。10月5日のキリンカップサッカー2026・ニュージーランド戦で森保ジャパンが久しぶりに4バックを採用し、中野就斗と鈴木淳之介を両サイドに配置。さらに途中出場の伊東純也を右サイドバック(SB)に起用したことで、従来のポジション別序列にも変化の兆しが見えてきた。
2026年FIFAワールドカップ北中米大会はすでに終了しており、日本は決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-2で敗退した。今後の焦点は、ワールドカップで主流となった3バックを継続するのか、それとも4-2-3-1を再び重要な選択肢に据えるのかという戦術面の判断と、それに対応できる人材の選考だ。欧州組の菅原由勢、毎熊晟矢、小杉啓太に加え、Jリーグで評価を高める中野就斗や井上太聖らも注目を集めている。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 最新序列:10月のニュージーランド戦では右SBに中野就斗、左SBに鈴木淳之介が先発。伊東純也も右SBとして途中出場した。
- 注目候補:菅原由勢、毎熊晟矢、小杉啓太、井上太聖、濃野公人らが、4バックを継続する場合の選択肢として浮上している。
- 人材難の真相:単純な選手不足というより、3バックのウイングバックと4バックのサイドバックでは必要な能力が異なり、戦術に応じた専門性と柔軟性が求められている。
【2026年最新】日本代表サイドバックの序列はどう変わった?
現在のサイドバック争いを考えるうえで、まず押さえたいのは、代表における「最新序列」が固定されたランキングではないという点だ。10月のニュージーランド戦では左右のSBに異なるタイプの選手が配置され、試合途中には伊東純也が右SBへ移った。これは、ポジションの専門性だけでなく、対戦相手や試合展開に応じた起用法が重視されていることを示している。
直近の試合で確認できた起用実績を基準にすると、右SBでは中野就斗、左SBでは鈴木淳之介が先発候補として存在感を示した。一方、欧州でプレーする菅原由勢と毎熊晟矢は、4バックを継続する場合に再評価される可能性がある選手だ。左SBでは小杉啓太への期待も高まっている。
ただし、10月の代表活動に招集された選手と、今後の招集候補として識者が名前を挙げた選手は区別する必要がある。菅原や毎熊、小杉らを現時点で代表の確定的な序列に組み込むことはできない。あくまで、直近の起用実績と今後の選考候補を分けて整理するのが適切だ。
現時点の評価を整理すると、次のようになる。
- 右SBの実戦候補:中野就斗。ニュージーランド戦で先発し、攻撃参加から先制点につながるクロスを供給した。
- 左SBの実戦候補:鈴木淳之介。同試合で4バックの左に入り、クロスからチャンスを作った。
- 攻撃的な戦術オプション:伊東純也。右SBとして途中出場し、攻撃力を生かす起用法が示された。
- 再招集・新戦力の候補:菅原由勢、毎熊晟矢、小杉啓太、井上太聖、濃野公人ら。今後の選考やクラブでのパフォーマンスが判断材料となる。
つまり、現在は左右ともに絶対的なレギュラーが確定した状態ではない。10月の試合で得られた実戦データを土台に、複数の候補を比較していく段階にある。

【ニュージーランド戦を検証】4バック採用の経緯と伊東純也の右SB起用
2026年10月5日、東京・国立競技場で行われたキリンカップサッカー2026決勝で、日本はニュージーランドに2-1で勝利した。上田綺世が28分に先制したものの、32分にベン・オールドのゴールで同点とされ、71分に堂安律が決勝点を挙げた試合だ。日本サッカー協会(JFA)の公式マッチレポートによると、日本は90分間でシュート20本を放ち、相手のシュートを3本に抑えている。
この試合の戦術面で大きなポイントとなったのが、3バックから4バックへの変更だった。日本はウルグアイ、ベネズエラ、エクアドルとの直前の3試合で3バックを採用していたが、ニュージーランド戦では4-2-3-1を選択。森保一監督は試合後、相手が日本の3バックを予想して対策していたことに触れ、戦術の幅を増やす狙いがあったと説明している。
先発の最終ラインは、右から中野就斗、瀬古歩夢、伊藤洋輝、鈴木淳之介。中野はJリーグのサンフレッチェ広島でプレーする選手であり、鈴木はデンマークのFCコペンハーゲンに所属する。欧州組とJリーグ組を組み合わせた4バックだった。
中野は28分の先制点にも関与している。久保建英が右のペナルティーエリア付近まで持ち込んで中野へパスを送り、中野のクロスからゴール前でこぼれたボールを上田が決めた。サイドバックが後方で守るだけでなく、攻撃の起点として機能した場面だった。
さらに注目されたのが、1-1で迎えた64分の交代だ。中野に代わって伊東純也が投入され、4バックの右SBに入った。伊東は普段、攻撃的なポジションで持ち味を発揮する選手だが、この日は右SBとして守備を担いながら、持ち前のスピードと攻撃参加を生かす役割を与えられた。
試合後、伊東はサッカーキングの取材に対し、右SB起用について「攻撃的に行くということだったと思うし、守備をしつつ自分の良さを出せれば」と説明。また、前に出たい気持ちが強かった一方、長谷部誠コーチから攻め上がりを待つよう指示されたことも明かしている。
この起用の狙いは、伊東を本職のSBとして固定することよりも、攻撃の圧力を高めることにあったと考えられる。右サイドで堂安と伊東が縦に並べば、相手の守備は両者への対応を迫られる。ただし、攻撃参加を増やすほど背後のスペースを管理する負担も大きくなるため、守備時のポジショニングや戻るタイミングが欠かせない。
なお、決勝点は71分に中村敬斗が左サイドから折り返し、逆サイドに入った堂安が決めたものだ。伊東の右SB起用そのものが直接アシストになったわけではないが、攻撃的な選手を最終ラインに配置する戦術的な選択肢が示された試合だった。
【候補を徹底比較】欧州組・Jリーグ組の注目サイドバック
4バックの継続を想定した場合、代表のサイドバック候補は、直近の試合で起用された選手だけに限られない。2026年10月23日付のサッカーダイジェストWebでは、識者の河治良幸氏が菅原由勢、毎熊晟矢、井上太聖、小杉啓太、濃野公人を候補として挙げている。
以下の表では、10月の代表戦で実際に起用された選手と、今後の招集候補として注目される選手を分けて整理した。所属クラブや直近の起用実績は確認できる事実に基づき、序列は代表の公式ランキングではなく、戦術適性を踏まえた評価として示している。
| 選手 | 所属・区分 | 主な注目点 | 現在の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 中野就斗 | サンフレッチェ広島/Jリーグ | 右SBでの実戦経験、攻撃参加、クロス | 10月の4バックで右SB先発 |
| 鈴木淳之介 | FCコペンハーゲン/欧州組 | 左SBでの起用、クロス、複数ポジションへの対応 | 10月の4バックで左SB先発 |
| 菅原由勢 | カリアリ/欧州組 | ビルドアップ、クロス、戦術対応力 | 再招集候補 |
| 毎熊晟矢 | AZ/欧州組 | 突破力、攻撃参加、戦術への適応 | 再招集候補 |
| 小杉啓太 | フランクフルト/欧州組 | 左SB候補としての能力、将来性 | 識者が強く推薦する候補 |
| 井上太聖 | 横浜F・マリノス/Jリーグ | 右SBでの攻守両面、ウイングバックへの適性 | A代表未招集の注目候補 |
| 濃野公人 | DCユナイテッド/MLS | 得点・アシストなど攻撃面の貢献 | 海外で評価を高める候補 |
右SBでは、菅原と毎熊の再評価が注目される。サッカーダイジェストWebで河治氏は、菅原のビルドアップやクロス、毎熊の突破力に言及し、戦術上の要求に対応しながら個性も発揮できる点を評価した。単に攻撃参加が得意というだけでなく、監督の求める役割を遂行できるかが選考の分かれ目になる。
Jリーグからは中野と井上が注目される。中野はすでにA代表の試合で右SBとして先発し、攻撃面でも結果につながるプレーを見せた。一方、井上は河治氏が4バック採用時の候補として挙げた選手で、A代表での実績はこれから積み上げる段階にある。
左SBでは、小杉啓太の評価が目を引く。同氏は小杉を高く評価し、早期のA代表招集にも期待を示した。ただし、識者による推薦は代表選出の決定を意味しない。実際の招集には、クラブでの出場状況、コンディション、戦術への適応、代表活動での競争が影響する。
この比較から見えるのは、欧州組だから自動的に上位、Jリーグ組だから控えという単純な構図ではないことだ。すでに代表で役割を経験した選手と、クラブでの実績を武器に新たな機会を狙う選手が、異なる段階から競争に加わっている。

【人材難の真相】長友佑都・内田篤人・酒井宏樹の時代と何が違う?
日本代表のサイドバックについては、しばしば「人材難」という言葉が使われる。しかし、選手が少ないという問題だけで説明するのは難しい。2026年の代表では3バックが長く採用され、従来の4バックで求められる左右のSBよりも、ウイングバックとしての適性が重視される場面が増えていたからだ。
3バックでは、左右のウイングバックがタッチライン際の広いエリアを担当する。攻撃では高い位置まで進出し、守備では最終ラインまで戻るため、長い距離を繰り返し走る能力が重要だ。一方、4バックのSBには、センターバックとの距離を保ちながら背後のスペースを管理し、状況によって内側に入ってパスをつなぐ判断も求められる。
この違いを踏まえると、3バックのウイングバックとして高い評価を得ている選手が、そのまま4バックのSBとして最適とは限らない。逆に、守備位置の管理やビルドアップに長けた選手が、ウイングバックでは持ち味を発揮しにくい場合もある。選手層の厚さを判断するには、単に候補者の人数を数えるのではなく、どの役割に適した選手がいるのかを確認する必要がある。
歴代の日本代表を振り返ると、長友佑都は運動量と攻撃参加、内田篤人はポジショニングや周囲との連係、酒井宏樹はフィジカルと攻守の安定感が印象的なSBとして知られてきた。それぞれの強みは異なるが、共通していたのは、個人の突破力だけでなく、チームの守備と攻撃を両立させる能力だった。
現在の候補に同じ基準を当てはめると、評価すべき項目は明確になる。攻撃参加の回数やクロスの精度に加え、ボールを失った直後の対応、センターバックとの連係、相手のカウンターを止める判断、逆サイドへの展開時のポジショニングまで確認したい。
つまり、日本代表サイドバックの課題は、歴代のスターと同じタイプの選手を探すことではない。現代の戦術に合った役割を遂行できる選手を見極め、その能力を引き出す仕組みを整えられるかどうかにある。
【3バックと4バックの違い】4-2-3-1でサイドバックに求められる役割
日本代表のサイドバック争いを理解するには、3バックと4バックの違いを押さえておきたい。どちらもサイドを使って攻撃するが、最終ラインの人数が変わることで、選手が担う守備範囲や攻撃時の立ち位置は大きく異なる。
3バックでは、ウイングバックが攻撃の幅と守備の深さを両立する。最終ラインに3人のセンターバックがいるため、両サイドの選手は高い位置を取りやすい。その代わり、相手にボールを奪われた際には素早く自陣へ戻り、最終ラインを5人に近い形へ整える必要がある。
4-2-3-1では、SBがセンターバックと連動して守ることが基本になる。攻撃時にはタッチライン際を駆け上がって幅を確保したり、内側へ移動して中盤のパスコースを作ったりする。一方、ボールを失えば相手のウイングやサイドハーフとの1対1に対応しなければならない。
4-2-3-1の両サイドで重要なのは、前方の選手との役割分担だ。右サイドに堂安のような攻撃的な選手がいる場合、SBが外側を追い越すのか、内側でパスを受けるのかによって攻撃の形が変わる。相手の守備が中央を固めているなら幅を取り、サイドを警戒しているなら内側のスペースを使うといった判断も必要になる。
また、ボランチとの連係も欠かせない。SBが高い位置を取った際には、ボランチやセンターバックがその背後をカバーする必要がある。攻撃的なSBを起用するだけではチーム全体の攻撃力は上がらず、後方の選手がどこを埋めるかまで整理されて初めて機能する。
ニュージーランド戦で伊東純也が右SBに入った場面は、この役割分担を考えるうえで興味深い。伊東は前に出る意欲を持ちながら、相手の左サイドからの攻撃にも注意する必要があった。本人が試合後に語った「待て」という指示は、攻撃力を持つ選手であっても、チームのバランスを優先する場面があることを示している。
今後4バックが増えるなら、SBの評価基準も変わる。クロスやドリブルの能力だけでなく、ボールを受ける前の首振り、中央へ入るタイミング、相手の背後を取る判断、守備への切り替えまで含めて評価する必要がある。

【ワールドカップ後の選考】11月の代表戦と次世代サイドバックの注目点
2026年ワールドカップは7月に終了し、日本はラウンド32でブラジルに1-2で敗れた。大会では3バックを基調とする試合が見られ、堂安律や中村敬斗らがウイングバックを担う形も採用された。そのため、ワールドカップでの出場実績だけを見て、4バックのSBとしての序列を決めることはできない。
ワールドカップ後の最初の代表活動に向けて、JFAは9月17日に31人の招集メンバーを発表した。そこでは長友佑都、菅原由勢らワールドカップメンバーの一部が外れ、新たに中野就斗や谷村海那らが加わった。10月の4連戦では、ウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランドとの試合を通じて、戦術と選手の組み合わせが試された。
森保監督はニュージーランド戦後、4バックを今後の選択肢として残す狙いを説明している。11月にはシンガポールでブラジル、パラグアイと対戦する予定で、2027年1月のアジアカップに向けても戦術の幅を広げることが課題になる。
今後のサイドバック選考で注目したいのは、次の4点だ。
- 4バックでの守備対応:相手のウイングに対する1対1、背後のスペース管理、センターバックとの連係を安定して遂行できるか。
- 攻撃時の選択肢:クロスだけでなく、内側へのパス、オーバーラップ、ボール保持時のサポートで攻撃に変化をつけられるか。
- 複数システムへの適応:4バックのSBと3バックのウイングバックの両方をこなせるか。ポジション変更後も判断の質を維持できるか。
- 継続的な実戦経験:クラブで出場機会を確保し、代表活動でもコンディションとパフォーマンスを示せるか。
欧州組には、異なる戦術や高い強度の試合を経験している強みがある。一方、Jリーグ組には、代表での新たな役割を試す機会をつかみやすい選手もいる。どちらが優れているかを所属リーグだけで判断するのではなく、求められるポジションでどの程度の成果を出せるかが重要だ。
特に、右SBでは中野の実戦経験と菅原、毎熊らの再評価、左SBでは鈴木淳之介の起用実績と小杉への期待が、今後の注目材料になる。11月の招集メンバーが発表された段階で、誰が継続して選ばれ、誰が新たに競争へ加わるのかを確認したい。
【日本代表サイドバック】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月現在、日本代表の右SBと左SBのスタメン候補は誰ですか?
A1:直近の4バック採用試合である10月5日のニュージーランド戦では、右SBに中野就斗、左SBに鈴木淳之介が先発しました。ただし、これはその試合での起用実績であり、今後の固定スタメンが決まったわけではありません。菅原由勢、毎熊晟矢、小杉啓太らも、戦術やコンディションによって候補となり得ます。
Q2:なぜ伊東純也が右サイドバックで起用されたのですか?
A2:ニュージーランド戦では、攻撃力を高めながら伊東のスピードや前進力を生かす狙いがあったと考えられます。本人も試合後、攻撃的にプレーしながら守備をこなす意図があったと説明しました。ただし、今回の起用だけで伊東が本職のSBに転向したと判断することはできません。
Q3:日本代表はサイドバックの人材難に直面しているのでしょうか?
A3:候補がいないというより、3バックのウイングバックと4バックのSBで求められる能力が異なることが大きな論点です。中野就斗や鈴木淳之介のような実戦候補に加え、菅原由勢、毎熊晟矢、小杉啓太、井上太聖らも注目されています。今後の選考では、所属クラブでの実績と代表の戦術への適応力が判断材料になります。
まとめ:日本代表サイドバックの今後を見極める判断基準
2026年10月の日本代表サイドバック争いは、単純な序列争いではなく、3バックと4バックの両方に対応できる選手を見極める段階にある。ニュージーランド戦では中野就斗と鈴木淳之介が先発し、伊東純也が右SBとして途中出場した。4バックが再び選択肢に加わったことで、これまでとは異なるタイプの選手にも出場機会が生まれる可能性がある。
右SBでは中野の実戦経験に加え、菅原由勢や毎熊晟矢の再評価が注目される。左SBでは鈴木淳之介の起用実績と小杉啓太への期待がポイントだ。さらに、井上太聖や濃野公人のように、クラブでのパフォーマンスを足掛かりに代表入りを狙う選手にも目を向けたい。
選手を比較する際は、攻撃参加やクロスの質だけでなく、守備時のポジショニング、ボールを失った直後の対応、ビルドアップ、複数システムへの適応力を確認することが重要だ。歴代の長友佑都、内田篤人、酒井宏樹と同じタイプを探すのではなく、現在の代表が求める役割を遂行できるかという視点が欠かせない。
2026年ワールドカップ後の日本代表は、11月のブラジル戦・パラグアイ戦、そして2027年のアジアカップへと向かう。4バックが継続されるのか、3バックとの併用が進むのか。その判断によって、サイドバックの最新序列も変化していくはずだ。
次の代表戦で注目したいのは、誰が先発するかだけではない。選手がどの位置でボールを受け、どのタイミングで攻め上がり、守備時にどのような判断をするのか。そうしたプレーの積み重ねこそが、日本代表サイドバックの現在地と今後の可能性を読み解く手掛かりになる。 (出典: 日本 代表 サイド バック(Yahoo!ニュース))