たけのこ派ときのこ派はどっちが多い?2026年最新データと歴代投票を徹底比較
「きのこの山」と「たけのこの里」、結局、人気があるのはどちらなのでしょうか。2021年に実施された20〜60代男女415人のアンケートでは「たけのこの里」が66.3%を獲得。一方、2025年に明治が公表した世界20カ国の調査では、実際に両商品を試食した人の評価を国別に比較すると、14カ国で「きのこの山」派が多数を占めました。さらに、2026年にはAIによる派閥判定や両商品を融合した新商品も登場し、長年続いてきた論争に新たな展開が生まれています。
ただし、アンケートの回答割合、実際の購買データ、AIによる嗜好判定は、それぞれ測定しているものが異なります。日本ではどちらが支持されているのか、海外ではなぜ結果が変わるのか。明治の公式発表、消費者アンケート、購買データを照らし合わせ、きのこたけのこ戦争の歴史から2026年10月時点の最新動向まで詳しく整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 日本のアンケート:2021年の415人調査では、たけのこの里派が66.3%、きのこの山派が33.7%。
- 海外の試食調査:2025年の世界20カ国調査では、20カ国中14カ国で、きのこの山派が多数を占めた。
- 購買データ:2025年7〜9月の分析では、チョコレートカテゴリ内のランキングで、たけのこの里が1位、きのこの山が4位。
- 2026年の最新動向:AI判定ではきのこ派が52.4%。両商品の融合商品や新しいブランド企画も登場している。
【先に結論】たけのこ派ときのこ派はどっちが多い?調査結果を比較
2026年10月時点で確認できる主なデータを整理すると、日本国内の消費者アンケートと購買データでは、たけのこの里が優勢です。一方、世界20カ国の試食調査や、2026年に公表されたAI判定の結果では、きのこの山が優勢という結果が出ています。
一見すると矛盾しているようですが、調査対象や測定方法が違うため、結果が異なること自体は不自然ではありません。
- 一般消費者への好みの質問:2021年の415人調査では、たけのこの里が約3分の2を占めた。
- 実際の購買データ:2025年の分析では、たけのこの里がチョコレートカテゴリ内の市場シェアランキングで上位だった。
- 海外での試食調査:20カ国中14カ国で、きのこの山派が多数となった。
- AIによる派閥判定:約50万人の判定結果では、きのこ派が52.4%、たけのこ派が43.1%だった。
まず押さえておきたいのは、全国民を対象とした単一の最新世論調査で、2026年の日本全体の派閥割合が確定しているわけではないという点です。したがって「日本人の何%がきのこ派なのか」という問いに、すべての調査に共通する数字を当てはめることはできません。
特に注目したいのが、2025年10月31日に公開された購買データの分析です。ウレコンの分析によると、2025年7月1日〜9月30日のチョコレートカテゴリ内の市場シェアランキングは、たけのこの里が1位、きのこの山が4位でした。両商品ともリピート率が上昇しており、支持を集めながら売れ続けていることがうかがえます。これは単純な好き嫌いの投票ではなく、実際の買い物に基づく指標である点が特徴です。

【明治公式人気投票の歴代結果】きのこたけのこ戦争はどう始まった?
きのこたけのこ戦争は、明治のチョコスナック「きのこの山」と「たけのこの里」のどちらが好きかをめぐる、消費者の間で広がった論争です。明治の公式ブランドヒストリーでは、論争は1980年頃から始まり、2001年には公式キャンペーンとして「きのこ・たけのこ総選挙」が開催されたと説明されています。
2つの商品は似たシリーズでありながら、食感や形状が大きく異なります。きのこの山はチョコレートとクラッカーを組み合わせた形状、たけのこの里はチョコレートとクッキーを組み合わせた形状です。どちらもチョコレート菓子ですが、食べたときの感覚や好みが分かれやすく、比較そのものが会話のきっかけになりました。
発売年にも注目です。きのこの山が1975年、たけのこの里が1979年に誕生しました。きのこの山が先に発売され、その4年後にたけのこの里が加わったことで、現在の2大ブランドがそろいました。
その後、明治は複数回にわたって公式総選挙を実施。2018年にはたけのこ党が勝利しましたが、翌2019年には新きのこ党が初勝利を収めています。1回の選挙で決着がついたわけではなく、翌年には再び結果が逆転したのです。
2020年には、単純に「どちらが好きか」を問うだけではなく、両商品への愛情の深さを調べる「きのこたけのこ国民大調査」が行われました。この調査では、47都道府県のうち46都道府県で、たけのこの里への愛情がきのこの山を上回ったと報じられています。ただし、これは通常の好き嫌い投票とは異なる調査です。
歴代の動きをまとめると、次のようになります。
| 時期 | 主な出来事 | 結果・注目点 |
|---|---|---|
| 1975年 | きのこの山が発売 | チョコレートとクラッカーの組み合わせで登場 |
| 1979年 | たけのこの里が発売 | クッキーとチョコレートの組み合わせが加わる |
| 1980年頃 | きのこたけのこ戦争が始まる | どちらが好きかをめぐる論争が広がる |
| 2001年 | 第1回の公式総選挙 | たけのこ党が勝利 |
| 2018年 | きのこたけのこ国民総選挙 | たけのこ党が勝利 |
| 2019年 | きのこたけのこ国民総選挙2019 | 新きのこ党が初勝利。総投票数は10,587,785票 |
| 2020年 | きのこたけのこ国民大調査 | 好き嫌いだけでなく、商品の愛情の深さを調査 |
| 2025年 | きのこの山発売50周年 | 世界20カ国調査やAIによる派閥判定が話題に |
| 2026年 | 融合商品や新企画が登場 | 両派の対立だけでなく、共存を意識した展開へ |
歴代の公式投票は、その時点でのキャンペーン参加者の支持を反映したものです。日本の全消費者を無作為に抽出した世論調査と同一視するのではなく、ブランドをめぐる人気企画の結果として読むのが適切です。
【世界20カ国調査】海外ではきのこ派が多い?日本との違い
2025年5月20日、明治は「きのこの山」の発売50周年に合わせて、世界20カ国を対象としたグローバル調査の結果を公表しました。報道によると、対象者は約1,000人で、きのこの山とたけのこの里を実際に試食して評価する方法が採用されました。
結果は、20カ国中14カ国できのこの山派が多数を占めるというもの。日本国内で知られるたけのこの里優勢の傾向とは異なる結果となりました。
ただし、「20カ国中14カ国」という数字は、国ごとの比較であり、世界の全人口の70%がきのこの山を好むという意味ではありません。各国の人口規模や調査対象者数を考慮した世界全体の支持率とも異なります。
では、なぜ海外では結果が異なったのでしょうか。
考えられるポイントのひとつは、普段から食べ慣れているお菓子や、食感に対する好みの違いです。きのこの山はクラッカーのカリッとした食感、たけのこの里はクッキーとチョコレートが一体になった食感が特徴です。食べ慣れた食品の種類や、甘さ・歯ごたえに対する好みが評価に影響する可能性はあります。
もっとも、これらは商品特性から考えられる説明であり、調査結果だけから国ごとの支持の違いを特定の文化や食習慣のせいだと断定することはできません。
また、明治は2026年9月から、たけのこの里の台湾・韓国への輸出を順次拡大しています。すでにきのこの山を販売している地域で両商品がそろうことになり、海外でも「どっち派?」という比較を楽しむ機会が増えていく可能性があります。

【購入層の違いを分析】20〜60代男女415人のアンケート結果と実際の売れ行き
日本国内の支持傾向を知るうえで、よく引用されるのが料理メディア「macaroni」によるアンケートです。2021年9月17〜29日に実施されたこの調査は、20〜60代の男女を対象に、macaroniの記事を通じて回答を募集したもので、回答者数は415人でした。
結果は、たけのこの里派が275人で66.3%、きのこの山派が140人で33.7%。たけのこの里が約2対1の割合で上回っています。
ただし、対象者は全国民から無作為に抽出されたわけではなく、メディアの読者を対象に募集した回答者です。この割合を、そのまま2026年の日本人全体の支持率として扱うことはできません。
一方、実際の購入データからは、別の側面が見えてきます。
ウレコンの2025年の分析では、2025年7〜9月のチョコレートカテゴリ内で、たけのこの里が市場シェアランキング1位、きのこの山が4位となりました。リピート率も、たけのこの里が16.5%、きのこの山が16.0%と、両商品とも2018年の比較時点より上昇しています。
同分析では、購入年齢層にも違いが見られました。たけのこの里はチョコレートカテゴリ全体と比較して20〜40代の購入割合が高い傾向にあり、きのこの山は20代に加え、特に40〜50代からの支持が厚いとされています。60〜70代についても、きのこの山の購入割合はたけのこの里より高い傾向でした。
この結果から読み取れるのは、人気のある商品と、特定の年代から支持される商品が必ずしも同じ意味ではないということです。たけのこの里は市場全体での存在感が強く、きのこの山も幅広い年代に購入されている。両商品は同じシリーズでありながら、異なる層に支持されている可能性があります。
なお、市場シェアランキングの順位は、チョコレートカテゴリ内での比較結果です。商品単体の売上金額や購入者数が、そのまま順位と同じ比率で差があるという意味ではありません。
【なぜ支持される?】きのこの山派とたけのこの里派、それぞれの理由
両商品の人気を考えるうえで見逃せないのが、味だけでなく、食感や食べ方の違いです。macaroniのアンケート記事では、たけのこの里派ときのこの山派で、それぞれ異なる魅力が支持理由として挙げられていました。
たけのこの里派が評価するポイント
- クッキーのほろほろとした口どけ
- チョコレートとクッキーを一緒に味わえる一体感
- しっとり感とサクサク感が組み合わさった食感
- おやつとしての満足感や食べ応え
同調査では、クッキーの食感や、チョコレートと一緒に口の中で溶けていく感覚を好む回答が目立ちました。単に甘いチョコレートが好きというより、複数の素材が合わさった食感を楽しみたい人にとって魅力的な商品だと考えられます。
きのこの山派が評価するポイント
- クラッカーのカリッとした歯ごたえ
- チョコレートとクラッカーの異なる食感
- チョコレート部分と土台を分けて食べられる形状
- 甘さだけでなく、クラッカーの香ばしさも楽しめること
きのこの山については、クラッカーのカリカリ感や、チョコレートと土台を別々に味わえることが支持理由として紹介されています。チョコレートとクッキーが一体になった食感を重視する人と、それぞれの食感を楽しみたい人では、好みが分かれやすいのでしょう。
こうした違いは、どちらが絶対的においしいかを決めるものではありません。食感の好み、甘さの感じ方、ひと口ごとの満足感など、何を重視するかによって評価が変わります。
実際に食べ比べるなら、次の基準で選ぶと違いがわかりやすくなります。
- クッキーとチョコレートの一体感を楽しみたい人:たけのこの里を試す価値がある。
- カリッとしたクラッカーの歯ごたえを重視する人:きのこの山が好みに合う可能性がある。
- どちらの食感も好きな人:食べ比べやアソート商品を選ぶと、それぞれの違いを楽しめる。

【2026年最新動向】KINOTAKE MOTHERの判定結果と融合商品に注目
2025年に「きのこの山」発売50周年を迎えた明治は、同年8月11日に、きのこの山派かたけのこの里派かを判定するAI「KINOTAKE MOTHER」を公開しました。顔写真を使って潜在的な嗜好を判定するという、従来の人気投票とは異なる仕組みです。
明治の2026年4月の発表によると、2026年3月時点で約50万人が判定を受け、結果はきのこ派52.4%、たけのこ派43.1%、どっちも派4.4%でした。
ここで注意したいのは、この結果を日本人全体の支持率とみなすことはできないという点です。AIは、明治グループ社員の顔画像と嗜好データを活用して構築された仕組みであり、判定を受けた人の結果は、無作為抽出の世論調査とは性質が異なります。数字はあくまでAIの判定結果として読む必要があります。
それでも、AI判定を通じて「自分はずっとたけのこ派だと思っていたけれど、AIの結果はきのこ派だった」というような、普段とは異なる視点から商品を楽しむ企画が生まれたことは興味深い点です。
さらに2026年4月14日には、明治が両商品の特徴を組み合わせた「きたきたのこのこの山里」を発売しました。きのこの山のクラッカーとたけのこの里のクッキーを砕き、ミルク風味のチョコレートや小麦パフを加え、ビターチョコレートでコーティングした商品です。AIによる判定結果をきっかけに、両方のおいしさを一つにまとめる発想が生まれました。
また、2026年10月13日には「きのこの山とたけのこの里みんなのブラック」が全国で発売されました。明治は、甘すぎず苦すぎない味わいを特徴とする商品として展開しています。両ブランドをめぐる取り組みは、どちらが勝つかという競争だけでなく、幅広い好みに応える商品開発にも広がっています。
同じ10月13日には、無料の動画コンテンツを楽しめる新しいプラットフォーム「KINOTAKE+」も公開されました。どちらの派閥を選ぶかという参加型の仕組みを、商品購入だけでなく、ブランドのコンテンツ体験にもつなげています。
こうした動きから見えてくるのは、きのこたけのこ戦争が単なる人気投票ではなく、商品を知り、食べ比べ、家族や友人と意見を交わすためのブランド体験として発展していることです。
【たけのこ派きのこ派】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、たけのこ派ときのこ派はどちらが多いですか?
A1:日本国内では、2021年のmacaroniによる415人調査や、2025年の購買データ分析で、たけのこの里が優勢でした。一方、2025年の世界20カ国調査では14カ国できのこの山派が多数となり、2026年3月時点のAI判定でもきのこ派が52.4%でした。調査方法が異なるため、ひとつの数字だけで日本全体の割合を断定することはできません。
Q2:明治の公式人気投票では、これまでどちらが勝っていますか?
A2:明治の公式ヒストリーによると、2001年の総選挙と2018年の国民総選挙ではたけのこ党が勝利し、2019年の国民総選挙では新きのこ党が初勝利しました。結果が一方に固定されているわけではなく、企画によって勝敗が入れ替わっています。
Q3:世界20カ国調査で、きのこの山が人気だったのはなぜですか?
A3:2025年の調査では、20カ国中14カ国で、きのこの山派が多数を占めました。クラッカーの食感など商品特性が評価に影響した可能性はありますが、調査結果だけで国ごとの好みの違いの原因まで特定することはできません。また、14カ国という数字は国数の割合であり、世界人口の支持率ではありません。
Q4:きのこの山とたけのこの里は、購入する年代にも違いがありますか?
A4:2025年のウレコンによる購買データ分析では、たけのこの里は20〜40代の購入割合が比較的高く、きのこの山は40〜50代からの支持が厚い傾向が報告されました。ただし、これは購買データに基づく傾向であり、その年代のすべての人がどちらかの派閥に属するという意味ではありません。
Q5:KINOTAKE MOTHERの判定結果は、本当の人気割合を表していますか?
A5:AIによる判定結果は、全国民を対象にした世論調査の支持率とは異なります。2026年3月時点では、判定を受けた約50万人のうち、きのこ派52.4%、たけのこ派43.1%、どっちも派4.4%でした。この数字はAIの判定結果として理解するのが適切です。
まとめ:きのこ派とたけのこ派、人気を判断するときに大切なこと
たけのこ派ときのこ派のどちらが多いかは、調査の対象や方法によって答えが変わります。日本の消費者アンケートや2025年の購買データでは、たけのこの里が優勢。一方、世界20カ国の試食調査では、きのこの山が多数派となった国が多く、2026年のAI判定でもきのこ派が上回りました。
数字を正しく読み解くには、好き嫌いを尋ねたアンケートなのか、実際の購買データなのか、AIによる判定なのかを区別することが欠かせません。対象者や調査時期を確認せずに、異なる調査の割合を単純比較するのは避けたいところです。
そして、両商品の魅力は、勝敗だけでは語り尽くせません。たけのこの里のクッキーとチョコレートの一体感を好む人もいれば、きのこの山のクラッカーの歯ごたえを好む人もいます。2026年には融合商品や新しいブランド企画も登場し、どちらか一方だけを選ぶ以外の楽しみ方も広がっています。
人気の数字を知ったうえで、実際に両方を食べ比べ、自分が何をおいしいと感じるのか確かめてみる。長年続くきのこたけのこ戦争の魅力は、最終的な勝者を決めることだけでなく、それぞれの好みを語り合えるところにもあるのではないでしょうか。 (出典: たけのこ 派 きのこ 派(Yahoo!ニュース))